早稲田大学
ジャーナリズム研究所

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          所長の伝言  2015年4月〜
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 2015年4月26日

この4月、総合研究機構設置のプロジェクト研究所としてジャーナリズム研究所が開設されました。この研究所は多少の歴史、前身の歴史をもっています。それを振り返ってみましょう。
2002年12月〜2006年3月 ジャーナリズム研究所
2007年4月〜2010年3月 ジャーナリズム教育研究所(第1期)
2010年4月〜2015年3月 ジャーナリズム教育研究所(第2期)

2002年のジャーナリズム研究所を作ったのは故・林利隆氏でした。それは早稲田大学に独立ジャーナリズム大学院を作ろうという彼の構想の一環でした。同様に、彼が関わった石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞の設立もその構想の一環であり、そのための準備でした。ところが、林氏は2005年9月に急逝します。彼の遺志を引き継ぐことを要請された私は2006年4月に早稲田大学に移り、翌年ジャーナリズム教育研究所を作りました。それが2007年の研究所です。しかし、結局、独立ジャーナリズム大学院設立の林・花田構想はうまく運ばず、頓挫してしまいました。力及ばずして、林氏には申し訳ないことをしました。とは言え、学部学生向けのジャーナリスト養成教育プログラムである全学共通副専攻のほうは着実に発展させることができ、2013年に教科書『レクチャー現代ジャーナリズム』を早稲田大学出版部より刊行することをもって目下の条件のもとでの完成形に達しました。この教科書のなかに私たちが開発してきた教育の形が凝縮されています。

それをもって研究所を終幕としようと思っていたところ、ジャーナリストのみなさんのほうからは研究所の仕事はまだ終わっていない、まだやるべきことがあると言われ、私もそう言われれば返す言葉も無く、その通りだなと考え直すことになり、昨年このジャーナリズム研究所の設立申請をすることになりました。そして、昨年はまさに日本のジャーナリズム状況が今までとは違う次元の危機に入っていった年でした。

ジャーナリズム研究所は思いを新たにして、「ジャーナリズムの改善と発展」のためにさらに取り組んでいかなければならないし、それをやっていきたいと思います。ジャーナリストの横の連携を目指す器になりたいと考えています。みなさまのご支援をお願いいたします。

ジャーナリズム研究所所長 花田達朗